ユッキー「これ以上無理だ 辞めるわ」
イッチー「何言ってんだよ 今更」
ユッキー「出来ないこと言いすぎたよ」
イッチー「だからってこんな滅茶苦茶な状況にしておいてそりゃないだろ」
ユッキー「ちょっと待てよ 俺一人の責任か?」
イッチー「当たり前だろ あんたが責任者なんだから」
ユッキー「よくそんなことが言えるな さんざん足引っぱっといて」
イッチー「俺が足引っぱった〜?」
ユッキー「金のことだよ 金のこと」
イッチー「開いた口がふさがんねぇな 自分のことは棚に置いといて」
ユッキー「だって僕ホントに知らなかったんだもん」
イッチー「俺だってマジ知らなかったし」
ユッキー「ホントかよ」
イッチー「お前だってマジかよ」
ユッキー「…」
イッチー「…」
ユッキー「墓まで持っていく?」
イッチー「そうだな」
ユッキー「じゃ イッチーも手をつないで辞めてくれるね?」
イッチー「分かった 辞める まあ そのうちミズッホーともまた手をつなごうよ」
ユッキー「けっこう痛いよ 」
イッチー「何が?」
ユッキー「あの人の手」
イッチー「へぇー」
ユッキー「へぇー じゃないよ お前が言ったんだろう
手をつなげ 手をつなげって」
イッチー「そんなこと」
ユッキー「言ったよ」
イッチー「…」
ユッキー「…」
イッチー「ところで シズッカーどうするよ」
ユッキー「毎朝 床屋さんにいかないなら辞めてくれってのはどう?」
イッチー「いいじゃん いいじゃん」
ユッキー「ようやく意見があったな」
イッチー「もう遅いけど」
二人「ハハハハハ〜」
SE ドアが急に開く音
シズッカー「二人で何を企んでいるんだ」
ミズッホー「そうです 裏切り行為は許しません」
ユッキー 「ちがうよ 俺たち辞めることにしたの」
ミズッホー「私はとっくに辞めました」
シズッカー「まっ 言い方を変えればな」
ミズッホー「そういうあなたはどうするんですか?」
シズッカー「ツルとは言わないがカメは千年生きるって知ってるかな」
ミズッホー「そんなごまかしは許しません」
シズッカー「君はな〜んにも許してくれないもんな」
ミズッホー「それが私の使命です」
シズッカー「これが私の名刺です」
ミズッホー「マジ スゲー頭にきました 受けてみよ フクシマンジュウキ〜ック」
シズッカー「何の カメの千年堂ナバナチョ〜ップ」
イッチー 「ちょっとちょっと やめてください二人とも」
ミズッホー「私は辞めました」
ユッキー 「私も辞めました」
イッチー 「私もしかたなく…」
シズッカー「ハハハハハ 結局生き残るは私なのだよ
ツルとは言わないがカメは…」
SE ドアをノックする音
ランポー 「I’m sorry」
ユッキー 「ソーリーは私…だった」
イッチー 「カンジーは…」
ランポー 「おだまりなさい(不)愉快な仲間たち
これからゆっくりとあなたがたを仕分けてさしあげるわ」
シズッカー「ひぇ〜」
SE 駆け出す足音
ミズッホー「どこへ行くんですか 逃げるなんで団子
いや断固反対です」
シズッカー「お前たちは用済みだ ナオットーと手をつなぐんだ〜」
ユッキー 「あの先は確か崖…」
イッチー 「追いかけてって教えてあげたら?」
ランポー 「そうですよ」
シズッカー「あ〜」
ユッキー 「いえ 出来ないことはもう申しません」
ミズッホー「私は断固…」
イッチー 「反対です」
ランポー 「出来ないことで」
ユッキー 「騙すのは…」
ユッキー以外「自分で言うな ハハハハハ 笑ってる場合じゃないぞ
シンジーロ呼ぼうか バカ言ってんじゃないよ ハハハハハ
日本もマジヤバいな ハハハハハ… 等々」
P.S 一人五役は大変でした